| 歌にまつわる話 |
| (58) ホーギー・カーマイケルの伴奏で Star Dust (English version here) |
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15年近く帝国ホテルの社長として、そのはるか以前から内外の要人はもとより、偉大なジャズメン達とも接してきた犬丸一郎さんは、99年にすべての仕事を終えて悠々自適の生活をされております。 つい先日、お会いした時の話です。こともあろうに「おい、Star DustのVerseの歌詞をみせてくれ」とおっしゃるのです。その後の思い出話が面白いのです。 |
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![]() Yoshiko Ishii and Ichiro Inumaru at Little MANUELA |
ホーギー・カーマイケルが何十年か前に来日した時、石井好子さんと一緒に聴いていたのだそうです。「彼女は歌手です」と紹介したところ、「何か唄ってください、伴奏しますから」ということになり、Star Dustを石井さんが唄ったのです。日本人でホーギー・カーマイケルに伴奏させてStar Dustを唄った人はおそらく石井さんとザ・ピーナッツ以外にはいません。ザ・ピーナッツはTV「シャボン玉ホリデー」のテーマソングがStar Dustだったので、彼が来日したときにゲスト出演をしたのです。クレージー・キャッツも懐かしいですね。因みに、番組のクロージング・テーマとして流れるStar DustはLos Indios Tabajarasのギター演奏です。植木等ではありません。 石井さんは上野音楽学校(後の芸大)声楽科卒業後、アメリカに留学しジャズの勉強を始めました。さらにアメリカからフランスに渡ってシャンソンを勉強し、パリでデビューするのです。そして、シャンソン歌手として大成しました。75歳を越しているとは誰も思えない現役ばりばりです。石井さんがポロッともらした言葉です。 「わたしねぇ、はじめはジャズ歌手になろうと思ったの。でも、ジャズって難しいのよ。それでシャンソンにしたの」ですって。 |