歌をつくる人にまつわる話
The Story of Songwriters

(15) Ralph Sharon と Quincy Jones  How Do You Keep The Music Playing

 

Ralph Sharon(1923- ) 

and Tony Bennett


英国、ロンドン生まれのラルフ・シャロンはジョージ・シァリングの後輩のピアニストです。40年も前からトニー・ベネットの伴奏者として有名です。一時、離れていましたが79年以降はトニー・ベネットと行動を共にしています。

ピアノ伴奏のセンスのよさとクレバーさは言うまでもありませんが、彼が掘り出してきてはトニー・ベネットに唄わせる歌が素晴らしいのです。この歌はミッシェル・ルグランの作曲で、一味違ったすばらしい曲です。以前にトニーが唱った歌でも新しいCDではアレンジをいろいろ変えて唄わせています。

見るからに温かくやさしそうな人柄と風貌がわたしは大好きです。トニー・ベネットもラルフを兄のように敬愛しています。

2000年はトニー・ベネットのデビュー50周年です。3月には数年ぶりに来日し、サントリーホールでコンサートを開きます。もちろん、ラルフも一緒です。


Quincy Jones(1933- )
クインシー・ジョーンズがこの歌に今風の感覚のアレンジを施し、James IngramとPatti Austinとにデュエットで唄わせています。掛け合いとハモる部分とが交互にあり、トニー・ベネットとはまた違った味です。この人ももう大御所になってしまいました。

1985年にアフリカの飢餓を救おうとポピュラー歌手を総動員して、"We Are The World"をプロデュースしました。記憶に新しいのですが、もう15年も前のことなのですね。この録音風景がテレビで長時間放映されましたが、録音は夜明けまで延々と続けられたのです。

それだけのタレントをクインシーの一声で集めてしまうというのはクインシーの存在感の大きさでしょう。

また、1990年にはジャズの大御所を集め、"Back On The Block"をリリースしています。エラフィッツ・ジェラルド,マイルス・デイヴィス,ディジー・ガレスピー,レイ・チャールズらのビッグネームが登場します。その後、レイ・チャールズを除き皆あの世に行ってしまいました。


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