歌と歌手にまつわる話

(149) サッシャ・ディステル The Good Life


Sacha Distel(1933-2004)

この間、かつてフランスに住んでいた岩淵さんが”The Good Life”をフランス語で歌ったのをはじめて聞いた。

トニー・ベネットの持ち歌として有名で、当然、アメリカ産の歌だとばかり思っていたらフランス生まれだったということ。

Sacha Distelはジャズ・ギタリストで歌手であるだけでなく、歌も書いている。The Good Lifeは原題が”La Belle Vie”、1962年にJack Reardonと2人で共作したフランス生まれのスタンダード曲である。何処生まれでもいい曲なら文句ない。昔、カーメンがハンガリー産の歌を歌っていたが、そういう人の歌わない歌をよく歌っていた。

ギターの師匠はおじさんのアンリ・サルヴァドールです。
 

 

長い間、がんと闘い続けたのだが71歳という若さで亡くなった。イケメン歌手で有名だったということだが、男でも薄命なんだな。

Burt Bacharachの”Raindrops Keep Fallin' on My Head”はB.J.トーマスが1969年に大ヒットを飛ばしたが、多くの歌手がつぎつぎとレコーディングした。Distelも翌年にカバーしてイギリスでヒットチャートのTop 10に入っている。(2012/4/16)

    


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