歌と歌手にまつわる話

(90) いい歌なのに聴く機会が少ない Nevertheless
Neverthelessという名曲があります。Words by Bert Kalmar, Music by Harry Ruby, (1931)です。Bing Crosbyがヒットさせました。その後に、Mills Brothers, Frank Snatraです。私がこの歌のとりこになったのはMills Brothersを聴いたからです。

数年前ににLureという今はなくなった女声ジャズコーラスが唄って、我々を唸らせました。アレンジを変えて、このグループの後継ぎといっていいGoodiesが今度唄うことになったというメールが昨晩来ました。2007/5/28

早い話が失恋の歌です。さびのところの訳です。

”どういう訳か、ひと目見たときからわかっているのです。
初めは素晴らしいんだが、あとでぶっ壊れたハートだけが残るって。
それでも、君のことが好きなんだ。”

未練たらしいあきらめの悪い男の歌ってところですか。
わっはっはっはっは。いや、女だって唄っています。同じこと。

このKalmarとRubyというコンビの曲で有名なものに、musical Good Boyの”I Wanna Be Loved by You”(1928)があります。
唄ったのは、"Boop-boop-a-doop" girlのHelen Kaneです。

後にマリリン・モンローがまねしてリバイバルしました。モンローがオリジナルだと思っている人が意外と多いのです。ププッピドゥ〜♪



Helen Kane(1903-1966)


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