ジャズとコーラス

(25) The Lettermen
in English

1960年代にThe Lettermenというポップスのコーラスが登場してきました。デビューは1958年ラスベガスです。

とてもソフトなハーモニーで誰にでも好かれる健康的なコーラスを聴かせるグループでした。

1961年には右のEPレコードが出て大ヒットを飛ばしました。彼らのCapitolレコードでのデビュー盤です。ダラスに住むジャズ歌手のCraig "Big-T" Thompsonが、最近、見つけて爵士樂堂のために買っておいてくれたものです。2005年5月に手許に届きました。

いやぁ、あまり懐かしいのでこのページを書き出したというわけです。

一番右のお兄さんがレターメンを創設したTony Butalaです。レターメンのほとんどすべてと言っていいナンバーが彼のリードで唄われます。


The Lettermen (original group)

The Lettermen (current group)

そのレターメンは現在も昔と同じサウンドを聞かせているのです。Donovan Tea(左)は1984年からのメンバーです。Mark Preston(右上)が20年ぶりくらいに、レターメンに戻ってきました。

若くてハンサムだったTony兄さんも今やお爺さんになってしまいましたが、若者を従えて元気に唄っているのです。おじいさんと言っては叱られます。爵士樂堂のたった2ヶ月兄貴なんですから。

アメリカのようにボーカル・グループがヒットチャートを飾り、多くの有名なグループを輩出した国であるにもかかわらず、シンガーとしての待遇や地位はは必ずしもよくありません。

やはりソロシンガーの方がもてはやされるのです。

Tony Butala1997年に昔から自分の念願であった、ノンプロフィットの「ボーカル・グループ栄誉の殿堂」"The Vocal Group Hall of Fame Foundation"を創立しました。

ここでは毎年、過去に名声を博したグループを殿堂入りさせるセレモニーを開催しています。沢山のコーラスが集まるのです。面白そうですなぁ、行って見たいものです。

http://www.vghf.com/

をごらん下さい。懐かしいグループの名前が出てきます。


Tony Butala(1940- )

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