歌をつくる人にまつわる話
The Story of Songwriters

(17) プッチーニとジャズ  Poor Butterfly 
( in English, click here)

 

Giacomo Puccini(1858-1924)


プッチーニのオペラ「蝶々夫人」は1904年に初演されています。1916年に蝶々さんを題材としたジャズができました。それが"Poor Butterfly"です。

日本のプリマドンナ、三浦 環は1915年にロンドンで蝶々夫人を演じました。シナトラの生れた年なんですね。

"Poor Butterfly"はプッチーニの第2幕に出てくるデュエットのTuttiからの引用です。John Golden/Raymond Hubbellが1916年に出しました。同じ蝶々夫人の「ある晴れた日に」を下敷きにした"Stay"という歌があります。こちらは1964年になってから作られました。

この"Poor Butterfly"と"Stay"を1コーラスずつつなげて歌うと、なかなかお洒落です。ベテランのジャズ歌手、西城慶子も時々こうやって聴かせてくれます。もとはVikki Carrがレコーディングしています。


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