ジャズと歴史にまつわる話

スイング・ストリート


52nd Street, New York in 1948

1930年代の終りに、ジャズはハーレムから52番街へと移って行きます。数軒のジャズ・クラブが軒をならべて出来たからです。はじめにThe Onyxが、つづいてThe Three Duces,Jimmy Ryan's,The Famous Doorなどです。そこで、この通りをスイング・ストリートと申します。

この写真は9年後のスイング・ストリートです。William P. Gottliebという有名なジャズ写真家の秘蔵の写真で、現在でもポストカードとして買うことが出来ます。この当時のカラー写真は貴重品です。

写真も50年もたつと売れるようになります。みなさん、失われていくシーンの写真をとって大事にしまっておくことにしましょう。ただし、何かおもしろいテーマ性をもつことです。

 

同様、Gottliebの写真です。「呼びこみ」みたいなオジさんはスイング・ストリートの市長とよばれたPincusという人物です。若くして死んでしまったチャーリー・パーカーやマイルス・ディヴィスなんて今では見れないのです。

当時の雰囲気が伝わってくるようですね。

行ってみたかったですね。このお客さんたち、生きていたら80才前後かな?


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